Strata Design 3D CX 8.1.2Jの新機能
海外では有償で提供されているアップグレード製品「Winter 2015-16 Release
Upgrade」に含まれている機能を、日本語版では無償のアップデータとして提供いたします。日本語版のStrata Design 3D CX 8Jをご購入いただいた方は、Strata Design 3D CX
8.1.2Jへアップデートすることによって、これらのとても強力な機能をご利用いただくことができます。
「Strata Update for Design 3D CX 8J(Mac OS X)」のダウンロードはこちら
■ macOS Sierra 対応
Strata Design 3D CX 8.1.2Jへアップデートすることによって、macOS Sierraへ対応し、最新のOSでご利用いただくことができます。
注意)macOS Sierra上では一部ご利用いただけないモディファイアキーが存在します。詳しくはこちらでご確認ください。
■ Intel Embree レイキャスティングエンジン搭載
Strata Design 3D CX 8.1.2Jでは、Intelが開発したEmbreeレイキャスティングエンジンが組み込まれています。Intel
CPUに高度な最適化が施されたIntel Embreeレイキャスティングエンジンを使用することによって、Strata Design 3D CXのレイトレーシングによるレンダリングを高速に処理させることが可能になります。
注意)
1) Strata Design 3D CXのレイディオシティは、レイトレーシングを拡張したレンダラーですので、Intel Embree レイキャスティングエンジンの恩恵を受けることができます。
2) Intel Embree レイキャスティングエンジンでは内部的にIntel AVX、AVX2を利用するため、マシンによってレンダリング速度が変わる可能性があります。
3) Intel Embree
レイキャスティングエンジンによって、レンダリング処理を2~3倍高速化させることができる場合がありますが、すべてのシーンでレンダリング処理が高速化されることをお約束するものではありません。あらかじめご了承ください。
△トップへ戻る
■ ステージモデル機能
Strata Design 3D CX
8.1.2Jには、ステージモデル機能が追加されています。ステージモデル機能は、作成後のモデルを簡単なステップで完成されたステージ上にセットアップすることができます。用意されているステージの中には、製品の物撮りが可能な基本的なシーンから、パッケージデザインやプロダクトデザインで使用できる陳列棚のシーン、屋外や倉庫内などの巨大なシーンなど様々なシーンが用意されています。
△トップへ戻る
■ 洗練されたアンチエイリアス機能
Strata Design 3D CX
8.1.2Jでは、より洗練されたオブジェクトとテクスチャーのエッジを表現するために、より暗い領域やボーダーカラー領域でのアンチエイリアシングを可能とします。
△トップへ戻る
■ ディスプレースメントマップの最適化
サブディビジョンサーフェイスとディスプレイスメントマップによるサーフェイスを表現するためには、とても多くの光跡の計算を行う必要があります。Strata Design 3D
CX 8.1.2Jでは、Intel Embree Raycasting Engineでこの処理の最適化を行っています。
△トップへ戻る
Strata Design 3D CX 8.1.2Jで修正または改良された機能
-
レンダリングウインドウ上部のステータスエリアに正しくない情報が表示されていた問題が修正されています。
-
「イメージレンダリング」ダイアログの「設定を保存」ボタンにて「ディテール」のスライダ位置を保存できない問題が修正されています。
-
ジオメトリー変換ダイアログ、エレメント移動ツールデフォルト設定ダイアログの単位が一部欠けて表示されていた問題が修正されています。
-
インスタンスプロパティダイアログで一部メッセージが翻訳されていない問題が修正されています。
-
「開く」ダイアログ、「指定形式で開く」ダイアログ、「読み込み」ダイアログの「フォーマット」ポップアップメニュー内の項目に拡張子が表示されるようになりました。
-
読み込んだVRML2(VRML97)形式のファイル内に不正な情報を検出した際のメッセージが修正されています。
-
オブジェクトプロパティパレットの「トランスフォーム」パネル内で一部テキストが欠けて表示されていた問題が修正されています。
-
キーボードショートカットダイアログでグリッドの表示/非表示のための項目が「ガイド表示/非表示」と表記されていた問題が修正されています。
-
イメージテクスチャーにリンクされた容量の大きいイメージをレンダリングエンジンへ転送する際の処理が最適化されています。
-
ライトドームのマッピング処理が最適化されています。
-
ライトドームとレンダリングガンマ(2.2)が設定されているシーンを正しくレンダリングできるように背景リソースのガンマ値が1.0に変更されています。
-
メモリが枯渇している状況下でモデルを保存する際の問題が修正されています。
-
メモリが枯渇している状況下におけるイメージバッファのハンドリングが最適化されています。これによって、プログラムからの応答がなくなる状況を回避し、メモリ不足のエラーメッセージが表示されるようになります。
-
レンダリングイメージを保存する際のメモリ使用量とパフォーマンスの最適化が行われています。
-
レイヤーレンダリングオプションを有効にしている状態で、アニメーションをレンダリングして「Photoshop 16-bit」形式で保存すると、レイヤーレンダリングの情報を書き出すことができない問題が修正されています。
-
イメージマップダイアログのサンプル「MIPマップ」の処理が改良されています。
-
面法線を持つフラットシェーディング面でポリゴンシャドウの補間を正しく処理できない問題が修正されています。
-
オーラと被写界深度のエフェクトでレンダリング結果にバンディングや正しくないカラーが現る問題が修正されています。
-
ポリゴンメッシュのコードに起因して、モデルの保存時にアプリケーションがクラッシュしてしまう問題が修正されています。
-
Quicktimeムービーの保存時にアプリケーションがクラッシュしてしまう問題が修正されています。
-
レンダリング終了後、ごく稀にアプリケーションがクラッシュしてしまう問題が修正されています。
-
不正なジオメトリを含むColladaファイルの読み込み時にアプリケーションがクラッシュしてしまう問題が修正されています。
-
不正なディレクショナルライトの方向値によって、稀にファイルが開けなくなる問題が修正されています。
-
モデリングウインドウ上をドラッグして表示される選択領域を囲うマーキーの表示方法が変更されています。
-
いつかのケースで発生していたメモリハンドリングの問題が修正されています。
-
ステレオイメージが正しくレンダリングできない問題が修正されています。
-
イメージテクスチャーダイアログの「マスク」属性にマップが設定されている場合、モデリングウインドウ上でのテクスチャープレビューができない問題が修正されています。
△トップへ戻る